平成18年 国民健康・栄養調査結果の概要について

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/04/h0430-2.html
生活習慣病有病者の状況について 

(1)糖尿病が強く疑われる人は約820万人。糖尿病の可能性が否定できない人は約1,050万人、合わせて約1,870万人と推定される(p.29)

▼「糖尿病が強く疑われる人」、「糖尿病の可能性を否定できない人」の判定基準▼

[1]「糖尿病が強く疑われる人」とは、ヘモグロビンA1cの値が6.1%以上、または、質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人。

[2]「糖尿病の可能性を否定できない人」とは、ヘモグロビンA1cの値が5.6%以上、6.1%未満で、[1]以外の人。

(参考)(平成14年糖尿病実態調査)

糖尿病が強く疑われる人 約740万人
糖尿病の可能性が否定できない人との合計 約1,620万人

(2)高血圧症有病者は約3,970万人。正常高値血圧者は約1,520万人、合わせて約5,490万人と推定される(p.31)

▼「高血圧症有病者」、「正常高値血圧者」の判定基準▼

・高血圧症有病者:収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上、または血圧を下げる薬を服用している者。

・正常高値血圧者:収縮期血圧130mmHg以上140mmHg未満で、かつ拡張期血圧90mmHg未満の者または、収縮期血圧が140mmHg未満で、かつ拡張期血圧が85mmHg以上90mmHg未満の者(ただし、薬を服用していない者)。

(注)高血圧のレベル及び背景要因等を考慮の上、生活習慣指導や薬物治療等が行われる。

 メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)の状況について 

40〜74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者(p.34)

40〜74歳でみると、強く疑われる者の比率は、男性24.4%、女性12.1%、予備群と考えられる者の比率は、男性27.1%、女性8.2%であり、40〜74歳男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)が強く疑われる者又は予備群と考えられる者であった。

 身体活動・運動の状況について 

(1)運動に関する意識では、男性の20〜39歳及び70歳以上と女性の15〜29歳及び70歳以上では、「実行していないし、実行しようとも考えていない」者が3割以上(p.10)

(2)日常生活で体を動かすことを、「実行していない」者は、男性の20〜50歳代、女性の20 〜40歳代で4割以上(p.14)

注)「実行していない」は、「実行していないし、実行しようとも考えていない」「実行していないが、実行しようと考えている」と回答した者。

 食習慣の状況について 

(1)朝食の欠食率を年次推移でみると、男女共に高くなる傾向(p.20)

朝食の欠食率は、男女共に20歳代で最も高く、男性30.6%、女性22.5%であり、30歳代以降は、年齢が高くなるに従い、低くなっていた。

(2)夕食の開始時間は、男女共に20〜60歳代において、午後9時以降に食べる者の割合が増加(p.21)

夕食の開始時間については、男性では、20歳代〜60歳代において、午後9時以降に食べる者の割合が増加していた。特に、平成18年は、男性の30歳代、40歳代においては、午後11時以降の者が7.0%以上であった。

結果の概要 (1〜7ページ(PDF:493KB)、 8ページ(PDF:537KB)、 9〜10ページ(PDF:461KB)、
11ページ(PDF:358KB)、 12ページ(PDF:485KB)、 13〜15ページ(PDF:472KB)、
16〜19ページ(PDF:481KB)、 20〜22ページ(PDF:458KB)、 23ページ(PDF:520KB)、
24〜25ページ(PDF:489KB)、 26〜36ページ(PDF:471KB)、全体版(PDF:2,139KB))

照会先:健康局総務課生活習慣病対策室

電 話:03-5253-1111(内線2343,2345)

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