平成19年度 遺伝子組換え食品検査結果

平成19年度 遺伝子組換え食品検査結果
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2008/05/60i5t200.htm

遺伝子組換え食品の安全性と適正表示を確認しました
平成19年度 遺伝子組換え食品検査結果
平成20年5月29日
福祉保健局

 我が国において、遺伝子組換え食品は、農作物の品種ごとに国が安全性の審査を行っており、平成20年4月現在、7作物88品種について安全性審査手続きが終了しています。これらについては、「食品衛生法」及び「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)に基づく表示が義務付けられています。
 都ではこれまでも、大豆やとうもろこしなどについて安全性未審査の遺伝子組換え食品の有無や安全性審査済みの遺伝子組換え食品の表示の確認を行ってきました。
 平成19年度の検査では、法律に違反する食品は発見されませんでした。

<検査結果のポイント>
 詳細については別紙概要参照)

1 安全性未審査の遺伝子組換え食品の有無の確認検査
 わが国では安全性が未審査であり、国内での流通は認められていない遺伝子組換え食品である米(Bt米)、とうもろこし(スターリンク(CBH351))及びパパイヤ(55−1)の有無を調べるため、米加工品、とうもろこし、とうもろこし加工品及びパパイヤ合計95検体を検査したところ、安全性未審査の遺伝子組換え食品は検出されませんでした。

2 安全性審査済みの遺伝子組換え食品の表示の確認及び含有量の検査
【農産物】
 「大豆」、「とうもろこし」について56検体を検査したところ、「大豆」2検体から安全性審査済み遺伝子組換え食品に含まれる遺伝子が検出されました。これらについては、分別生産流通管理(IPハンドリング※)が適切に実施されており、5%以下の含有量で表示上の義務はなく、問題はありませんでした。

【加工品】
 「大豆」、「とうもろこし」加工品について87検体を検査したところ、20検体から安全性審査済み遺伝子組換え食品に含まれる遺伝子が検出されました。これらについては、分別生産流通管理が適切に実施されており、5%以下の含有量で表示上の義務はなく、問題はありませんでした。

※IPハンドリング
遺伝子組換え農産物と非遺伝子組換え農産物を生産・流通及び加工の各段階で混入が起こらないよう管理し、そのことが書類などにより証明されていることをいいます。なお、IPハンドリングが適切に行われた場合でも、意図せざる混入は避けられないため、含有量が5%以下の場合は表示義務が生じません。
問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03−5320−4408、4456

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