たばこ産業の内部文書たばこ文書
たばこ文書とは米国たばこ病訴訟などで押収された、たばこ会社の内部文書です。カリフォルニア大学のHongとBeroが英国医学雑誌(BMJ)に発表した研究により、たばこ文書には、たばこの害を知りつつも、たばこの害を隠そうとするたばこ会社の陰謀が詳細に記されていることが明らかにされました。現在、たばこ文書はBritish American Tobacco Documents Archiveなどで公開されており、検索や閲覧など自由に利用でき、裁判の証拠としても利用されています。
1) たばこ会社の研究員がたばこ会社に送った受動喫煙の害を隠すプロジェクトの企画書および請求書。研究員は243,000米ドル請求している。
2)たばこ会社の研究員がたばこ会社に送った原稿は、受動喫煙の発がん性を発見した平山雄の研究を否定する内容であった。
4)たばこ会社の内部文書。最後の段落Japanese Spousal Smoking Studyの項に、研究員の提案についてたばこ会社が資金提供を検討していることが記されている。
5)たばこ会社研究員がたばこ会社に送った請求書。研究員はたばこ会社に243,000米ドル請求した。
6)たばこ会社研究員が信用を失墜させようとした、平山雄による受動喫煙の発がん性に関する疫学研究。WHOは平山雄の研究を賞賛している。
9)たばこ会社研究員がたばこ会社に提供したデータ。研究員らは受動喫煙の発がん性を認識していたが、受動喫煙の害を公表しなかった。
10)たばこ会社研究員がたばこ会社に提出した多数の論文は、全て結論が同じであり、受動喫煙曝露が肺癌のリスクを増加させるという証拠は無いと結論されている。
11)たばこ会社研究員の研究は環境タバコ煙を発癌性物質に指定した米国環境保護局(EPA)の対策を妨害するために利用された。
12)たばこ産業が資金提供した研究者のリスト。この研究員の名前があり、この研究員はタバコ会社から資金提供を受けていたことを裏付ける。
( http://legacy.library.ucsf.edu/tid/qfp64a00/pdf?search=%22eiji%20yano%22 )
( http://legacy.library.ucsf.edu/tid/sea24e00/pdf?search=%22eiji%20yano%22 )
14) Covington&Burlingは、たばこ会社研究員が提案したプロジェクトの進行管理を委託された、たばこ会社の弁護士事務所である。6ページ
( http://legacy.library.ucsf.edu/tid/cxj10a99 )
詳しくは 公開されたタバコ文書に書かれていること
たばこ文書の検索と閲覧はこちら
British American Tobacco Documents Archive
参考 たばこ会社の受動喫煙研究
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