東京都23区内の梅雨明け(7月17日)後の熱中症死亡者情報
東京都23区内の梅雨明け(7月17日)後の熱中症死亡者情報
平成22年8月12日
福祉保健局
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/08/60k8c100.htm
連日の猛暑により、熱中症で死亡する方の人数が、例年と比較して非常に多くなっています。このたび東京都監察医務院で、東京都23区内における梅雨明け後の熱中症死亡者(96名)の状況を取りまとめたところ、以下のような傾向が見られました(詳細は別紙のとおり)。
1 年齢別
65歳以上の高齢者が全体の90.6%
2 家族構成
独居者が全体の74.0%
3 死亡(発症)場所
住居内が全体の95.8%
4 死亡時間帯
不詳者を除くと約4割が夜間に死亡
引き続き暑い日が続くことが予想されますので、室内や夜間であっても、十分な予防策をとることを心がけてください。
熱中症を防ぐために
•動いていなくても、意識してこまめに水分補給を心がけましょう。※塩分の補給も忘れずに。
•室内の風通しをよくして、高温多湿にならないように気をつけましょう。
•外出時は、なるべく帽子や日傘で直射日光を避けましょう。
※亡くなられた方の多くは、一人でお住まいの高齢者です!
身内の方の電話や訪問、また、地域での見守り、声かけも予防・初期症状発見につながります。
《熱中症とは》
高温多湿の環境下で発生する全身性障害をいいます。
体温の調整がうまく出来なくなることによって、体に様々な不調をもたらします。
本来ならば体温は、暑い時も寒い時も一定に保たれますが、高温多湿環境下では体の中に熱がこもり、体内の水分や塩分のバランスも失われ、重症になると死に至ります。
【参考】
東京都監察医務院は、東京都の23区内において発生するすべての不自然死(原因不明の急性死や事故死など)について、死体の検案及び解剖を行い、死因を究明しています。熱中症、熱射病は、異状死の扱いとなるため、23区内の医療機関の医師から所轄警察署に届け出がなされ、監察医務院の監察医による検案が行われます。
問い合わせ先
東京都監察医務院
電話 03−3944−1481
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2010/08/60k8c100.htm
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