原子力発電所事故を踏まえた稲わら等の利用に関する調査結果について

原子力発電所事故を踏まえた稲わら等の利用に関する調査結果について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/07/20l7sc00.htm

平成23年7月28日
産業労働局

　東京都では、原子力発電所事故後に収集された稲わら・麦わら・牧草等（以下、「稲わら等」という。）について、肉用牛及び乳用牛を飼養する農家での利用状況と、飼料販売業者における取扱い状況について調査を行い、結果がまとまりましたのでお知らせします。
　なお、本調査は農林水産省の依頼に基づき実施した調査です。

１　調査内容及び結果

（１）調査内容
1.牛飼養農家における原子力発電所事故後に収集された稲わら等の利用状況
都内の牛飼養農家に対して、国の調査表に基づき、聞き取り調査を行った。
2.飼料販売業者における原子力発電所事故後に収集された稲わら等の取扱い状況
東京都肥飼料検査センターに届出のある都内飼料販売業者のうち、稲わら等を取扱う業者に対し、聞き取り調査を行った。

（２）調査結果
1.調査対象である牛飼養農家等９３戸（酪農５５戸、肉用牛肥育１０戸、肉用牛繁殖２８戸）のすべてで、原子力発電所事故後に収集された稲わら等の利用はなかった。
2.都内で届出のある飼料販売業者のうち稲わら等を取扱う１３業者で、原発事故後収集した稲わら等を販売していた業者が１社あったが、該当する稲わら等の都内畜産農家への販売はなかった。

２　その他

　東京都は、平成２３年３月１９日付「原子力発電所事故を踏まえた家畜の飼養管理について」（農林水産省通知）により、都内畜産農家に周知してきたところですが、引き続き、国の指導に基づき、適切な稲わら等の利用と飼養管理を指導してまいります。

問い合わせ先
（牛飼養農家の調査に関すること）
産業労働局農林水産部農業振興課
　電話　０３−５３２０−４８３０、４８４２
（販売業者の調査に関すること）
産業労働局農林水産部食料安全課
　電話　０３−５３２０−４８２８、４８３８
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/07/20l7sc00.htm

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