ヘルパンギーナが流行、都内で警報基準を超える

ヘルパンギーナが流行、都内で警報基準を超える
夏季の小児の感染症にご注意ください

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/07/20o7h500.htm


平成26年7月17日
福祉保健局

 毎年夏に流行する子供の感染症であるヘルパンギーナ手足口病及び咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が増加しています。特にヘルパンギーナについては、都内の小児科定点医療機関からの第28週(7月7日〜13日)における患者報告数が、都の警報基準を超え、大きな流行となっています。
 ヘルパンギーナの患者の約95%は、6歳以下の小児となっています(うち半数以上が2歳以下)。
 家庭での手洗いの習慣づけや保育所、幼稚園、学校などでの感染予防の指導にご協力をお願いします。

ヘルパンギーナの発生状況
平成26年第28週(7月7日〜13日)の都内264か所の小児科定点医療機関から報告された定点当たり患者報告数(都内全体)は7.13人(毎週)となっています。
•保健所別の患者報告数が警報基準値を超えたのは、31保健所中14保健所で、管内人口の合計は、東京都全体の60.0%になります。
※都の警報基準(ヘルパンギーナ):定点当たり患者報告数が基準値である6.0人(毎週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都全体の人口の30%を超えた場合
(都内の広い地域で流行状況となっている)

(参考)手足口病及び咽頭結膜熱(プール熱)の発生状況(第28週分)
 手足口病の定点当たり患者報告数は1.09人(警報基準値は5.0人)、咽頭結膜熱の定点当たり患者報告数は0.61人(警報基準値は3.0人)です。
 今後の流行に注意が必要です。

感染経路と感染予防のポイント
•へルパンギーナ、手足口病及び咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることでうつります。
•こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどを心がけましょう。
•症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2〜4週間)、トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

※別紙 夏に流行する小児の感染症ヘルパンギーナ手足口病及び咽頭結膜熱)について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/07/20o7h501.htm

問い合わせ先
感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4482
感染症患者の報告数(感染症発生動向に関すること)
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213