新しい肝炎総合対策の推進
新しい肝炎総合対策の推進
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/index.html
●肝炎とは?
我が国の肝炎(ウイルス性肝炎)の持続感染者は、B型が110万人〜140万人、C型が200万人〜240万人存在すると推定されていますが、感染時期が明確ではないことや自覚症状がないことが多いため、適切な時期に治療を受ける機会がなく、本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへ移行する感染者が多く存在することが問題となっています。
(参考)
・分かりやすいウイルス性肝炎 … 一般の方向け
・B型肝炎について(一般的なQ&A) … 医療関係者向け
・C型肝炎について(一般的なQ&A) … 医療関係者向け
●「新しい肝炎総合対策」とは?
厚生労働省では、従来から行ってきた総合的な対策に医療費助成を加えて、平成20年度から新たな肝炎総合対策「肝炎治療7か年計画」を実施しています。
(予算を含む全体の概要はこちらをご覧ください)
1. インターフェロン療法の促進のための環境整備
○ インターフェロン治療に対する医療費の助成
平成20年度からB型・C型肝炎のインターフェロン治療に対する医療費助成を開始しました。
(参考)
・【資料】「肝炎治療特別促進事業について」(41KB)
・【パンフレット】「肝炎ウイルス治療のお知らせ」(394KB)
2. 肝炎ウイルス検査の促進
○ 保健所における肝炎ウイルス検査の受診勧奨と検査体制の整備
○ 市町村及び保険者等における肝炎ウイルス検査等の実施
(参考)
・【パンフレット】「肝炎ウイルス検査のお知らせ」(266KB)
・【発表】各自治体における肝炎対策の現状について(08年6月13日)
・【発表】肝炎対策に係る各自治体の取組状況について(08年3月14日)
3. 健康管理の推進と安全・安心の肝炎治療の推進、肝硬変・肝がん患者への対応
○ 診療体制の整備の拡充
肝炎医療の均てん化(地域によってかたよりのないよう、等しく向上させること)のために、各都道府県で「肝疾患診療連携拠点病院」を選定して、医療の連携のほか、患者・キャリア・家族からの相談等に対応する「肝疾患相談センター」を設置することとしています。また国においても、こうした拠点病院を支援する「肝炎中核医療機関(仮称)」を設置します。
○ 肝硬変・肝がん患者に対する心身両面のケア、医師等に対する研修や講習会の実施
(参考)
・【資料】都道府県における肝炎検査後肝疾患診療体制に関するガイドライン
・【発表】肝炎対策に係る各自治体の取組状況について(08年3月14日)
4. 国民に対する正しい知識の普及と理解
○ 教育、職場、地域あらゆる方面への正しい知識の普及
肝炎は感染症の1つですが、常識的な注意事項を守っていれば、日常生活で感染することはまずあり得ません。そうした肝炎に関する正しい知識を皆さんに知っていただき、肝炎ウイルスの感染予防に資するとともに、患者・感染者の方がいわれのない差別を受けることのないよう、より一層の普及啓発に努めます。
(参考)パンフレット等はページ下部にまとめて掲載しています(「肝炎に関する資料集」)。
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