日本紅斑熱による死亡例の発生について(情報提供)
日本紅斑熱による死亡例の発生について(情報提供)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kohan-netsu/index.html
日本紅斑熱による死亡例の発生について(情報提供)
本日、宮崎市から別紙(PDF:152KB)のとおり日本紅斑熱による死亡例について発表がありましたので情報提供します。
日本紅斑熱は、病原体を保有したマダニからの刺咬によって感染しますので、特にダニが多く生息する野山、畑、草むら等に出かけるときには次のことに注意が必要です。
(1) 長袖、長ズボンなどで肌の露出を少なくし、防虫スプレーを使用する。
(2) 直接草むらや地面に座ったり、衣服を置いたりしないようにする。
(3) 帰宅後はすぐに入浴し体についたダニを落とし、新しい服に着替える。
予防と早期診断・早期治療が重要です。
疑わしい症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
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<参考>
1.国内における日本紅斑熱の発生状況
年 感染者報告数 死亡者数
平成20年(※1) 22(※2) 0(※3)
平成19年(※1) 98 0
平成18年 49 1
平成17年 62 0
平成16年 66 2
出典:感染症発生動向調査(感染報告者数)
人口動態統計(死亡者数)
※1 平成19年以降の感染者報告数、死亡者数は概数
※2 平成20年は7月20日報告数まで
※3 平成20年は2月までの統計
2.日本紅斑熱とは
・日本紅斑熱リケッチアRickettsia japonicaによる感染症で、病原体を保有したマダニの刺咬によって感染する。
・主要な症状は、2〜10日の潜伏期間の後、高熱、発疹、刺し口など。
・治療にはテトラサイクリン系抗生物質が有効。
・感染症法における四類感染症。
3.治療等に関する参考文献(8/4追加)
1) 日本紅班熱−臨床の最前線−(ダニと新興再興感染症(全国農村教育協会)P.113 -118)
(1ページ(PDF:467KB)、 2〜3ページ(PDF:431KB)、 4ページ(PDF:417KB)、
5ページ(PDF:561KB)、 6ページ(PDF:387KB)、全体版(PDF:2,277KB))
2) 日本紅斑熱の治療−重症例、死亡例の検討と併用療法の有用性
病原微生物検出情報 Vol.27 No2 p37-38、2006
(http://idsc.nih.go.jp/iasr/27/312/dj3128.html)
3) リケッチア感染症(ツツガムシ病、日本紅斑熱)、今日の治療指針2008
(医学書院)p147-147、2008
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