中国における牛乳へのメラミン混入事案に関する情報について
中国における牛乳へのメラミン混入事案に関する情報について
http://www.fsc.go.jp/emerg/melamine.html
中国において、メラミンが混入された粉ミルクが原因と思われる乳幼児の腎結石等の被害が生じている、との報道がなされています。
我が国においても、中国から輸入した加工食品の原材料として、メラミンの混入が確認された製造者の牛乳を用いていたことが確認されました。
このため、輸入時及び国内流通輸入食品の検査等の対策強化が図られており、メラミンが検出された食品については食品衛生法に基づき回収措置が取られています。
世界保健機関(WHO)のQ&Aでは、メラミンが牛乳に添加された理由を、「中国の事件が発生した地域では、増量の目的で生乳に水が加えられていた。水が加えられて希釈されると、たん白質含量は低くなる。牛乳のたん白質含量は、窒素含量を測定する方法で検査されるので、窒素含量の多いメラミンを添加すればたん白質含量を高く偽ることができる。」と解説しています。
メラミンについては、これまで世界保健機構(WHO)、米国食品薬品庁(FDA)、欧州食品安全機関(EFSA)、カナダ保健省等によりリスクに関する見解等が出されております。現在食品安全委員会でも科学的知見を収集しているところですが、10月9日の時点で、これまでに得られた知見の取りまとめを行いましたので、下記「メラミン等による健康影響について」として情報提供します。
食品安全委員会では引き続き情報収集を行い、今後も科学的知見を提供していきます。
なお、国内外の関係機関の情報も合わせて紹介します。
○ 食品安全委員会
「メラミンの概要について」(10月9日更新)[PDF]
「メラミン等による健康影響について」(10月9日)[PDF]
関係省庁リンク
○ 内閣府
「中国における牛乳へのメラミン混入事案への対応について」(9月22日)[PDF]
○ 厚生労働省
食品安全情報(更新情報)
○ 農林水産省
「中国産牛乳が使用されている食品に対する農林水産省の対応について」(9月20日)
○ 世界保健機構(WHO)
「中国におけるメラミン汚染事案について」(英語)
「メラミンに関するQ&A」(英語)
「メラミンに関するQ&A」(仮訳)[PDF]
「メラミン及びシアヌル酸:毒性、予備リスク評価及び食品中の濃度に関するガイダンス(2008年9月)」(英語)[PDF]
○ 米国食品医薬品庁(FDA)
「メラミン及び関連化合物の暫定リスク/安全性評価(2008年10月)」(英語)
○ 欧州食品安全機関(EFSA)
「中国における乳幼児用調製粉乳及び他の乳製品中のメラミンによる公衆衛生リスクに関する声明(2008年9月)」(英語)
○ カナダ保健省
「製品中のメラミンに関するカナダ政府の対応」(2008年10月)(メラミンに関するQ&Aを含む)(英語)
詳しくは
http://www.fsc.go.jp/emerg/melamine.html
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