パンフレット「労働者の健康を守るために〜過重労働による健康障害防止対策〜」

労働者の健康を守るために
http://www.jisha.or.jp/health/thp/m_health/pdf/08kajyuroudoutokusyoku.pdf

最近、仕事に関して強い不安やストレスを感じている労働者が6割を超えるなど、労働者の負担は増大する傾向にあります。産業構造の変化、技術革新、働く環境の変化、就労・雇用形態の多様化などが、現代の「過重労働」を生み出すことにもなると考えられます。長時間の残業など過重な労働が続くと、脳・心臓疾患を発症するリスクが高まることが医学的に知られています。
このパンフレットは、労使が協力して自主的な取り組みを行うときに役立つ多くのヒントが述べられています。実際の過重労働による健康障害防止対策を計画し実行するときのポイントは、事業場の衛生委員会や安全衛生委員会または小規模事業場における労使協議の場などを積極的に活用した労使協力の枠組みの下で、事業者が自主的に対応することです。事業場で働くすべての人々が過重労働に関連する情報を共有し、全員で参加することにより、事業場の安全衛生水準を継続的に向上させることが大切です。
過重労働による健康障害を防止するには、

・過重労働が起こりにくい状況を作ること
・労使が過重労働の問題点について共感と共通認識を持つ
・労働者の意見を過重労働対策に反映させる
・過重労働対策の事業場内での周知徹底
・各部門の勤務実態等を考慮した自主的基準の提案
・衛生管理の重要性についての事業場全体での啓発
・安全面と衛生面の双方に配慮した活動の充実
長時間労働者が医師による面接指導の申し出をしやすいような環境づくり

等を行うことが要点です。ここに書かれている事項のうち労働安全衛生法等の法令で定められている事項については必ず実施しなければなりませんが、具体的な取り組み方などについては、できることから始めればよいのです。産業保健スタッフが整備された事業場だけでなく、50人未満の小規模事業場の方々にも役立つように取りまとめたものなので是非ご活用ください。

詳しくは
中央労働災害防止協会
http://www.jisha.or.jp/health/thp/m_health/pdf/08kajyuroudoutokusyoku.pdf

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