危険がいっぱい ふぐの素人料理

ふぐを原因とする食中毒の発生
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/10/20iag300.htm
平成20年10月15日
福祉保健局

 ふぐの肝臓を喫食したことによる食中毒が発生しましたので、お知らせします。

探知
 平成20年10月11日(土)午後5時50分、渋谷区内の医療機関から渋谷区保健所に、「本日午後2時30分ごろ、ふぐの肝臓を食べた調理師が、しびれを訴え徒歩にて来院した。その後、胃洗浄中に呼吸困難・意識不明状態になり、ふぐによる中毒症状が疑われる。」旨の連絡があった。

調査結果
 渋谷区保健所では、10月11日から調査を開始した。

患者はふぐ調理師であり、10月11日午後2時30分頃、勤務先飲食店(10月20日開業予定)において、ふぐの調理の練習中にその肝臓を喫食した。
患者は同日午後3時00分から舌や手足のしびれ、喉の腫れを感じ、医療機関を受診した後に呼吸困難、意識不明状態に陥った。
勤務先飲食店に保管されていたふぐの残品は、東京都健康安全研究センターで鑑別中である。
受診先医療機関から食中毒の届出があり、渋谷区保健所ではふぐ毒による食中毒と断定した。
患者は現在も入院中であるが症状は回復傾向にある。

(参考)

危険がいっぱい ふぐの素人料理
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/anzen/anzen_info/shizendoku/hugu/index.html より

ふぐの素人料理ポスター PDF : 729KB
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/anzen/anzen_info/shizendoku/hugu/files/hugu-poster.pdf

ふぐは猛毒を持っているため、正しく調理しないと食中毒を起こし、時には死にいたることがあります。 ふぐの素人料理はやめましょう。

ふぐ毒は猛毒です
ふぐ毒は麻痺による呼吸困難を引き起こします。ふぐ中毒には特効薬はなく、致死率のきわめて高いことが特徴です。

ふぐ中毒の症状

ふぐ中毒の経過は非常に早く、食べてから死亡までの時間は4から6時間位です。
1 食後20分から3時間までに、口唇、舌端、指先のしびれが始まります。頭痛、腹痛などを伴い、激しい嘔吐が続くこともあります。歩行は千鳥足となります。

2 まもなく、知覚マヒ、言語障害、呼吸困難となり、血圧が下降します。

3 その後、全身が完全な運動マヒになり、指さえ動かすことができなくなります。

4 意識は死の直前まで明瞭です。意識消失後まもなく呼吸・心臓が停止し、死にいたります。

詳しくは
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/anzen/anzen_info/shizendoku/hugu/index.html



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