福島第一原発電４号機の核燃料プールは壊れて水が漏れている

報道によれば４号機使用済核燃料プールは壊れておらず水漏れも無いとされている。

しかし、防衛省が撮影した３月２０日の放射温度写真では４号機のフロアに熱源が広がっており、核燃料を含んだ高温の汚水がフロアの広い範囲に存在するように見える。

３月２０日の時点で４号機の使用済核燃料プールはすでに壊れていたようだ。

東京電力は４月１３日、福島第１原発４号機で、使用済核燃料プールの水温が９０度まで上昇していると発表した。プールの約６メートル上空で通常の１０万倍以上の放射線が計測されている。

これに対し東京電力は連日１５０トンから２００トンの注水を行っている。４月２８日にはプールの底の核燃料の撮影が行われ、燃料の損傷は少ないと発表された。しかしながら放射温度写真やT-Hawkによる映像ではタービン建屋側への水の漏出があるように見える。

また、４号機建屋には「筋交い」が無いにもかかわらず大量の注水によりプールを満水にしてしまった。筋交いのない４号機は自重で崩壊する可能性がある。

東京電力は原発作業員の安全を守れるのだろうか？

切明義孝