<東京都消費者被害救済委員会報告>高額な包茎手術の契約トラブルをあっせん解決

高額な包茎手術の契約トラブルをあっせん解決
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2008/07/40i7o700.htm

平成20年7月24日
生活文化スポーツ局

 本日、東京都消費者被害救済委員会(会長 淡路剛久 早稲田大学大学院法務研究科教授)から、「高額な包茎手術の契約に係る紛争」(平成20年1月9日付託及び同年2月21日追加付託)の審議の経過と結果について、東京都知事に報告がありましたので、お知らせします。

解決の内容
契約は無効!
 申立人とクリニックとの契約は、効力がないことを確認した上で、申立人A、B、Cの手術による利得は10万円として清算し、申立人Dは、手術による利得がないとして、支払済の約30万円を返還する内容であっせんし、解決した。

 ※委員会は、クリニックに対し、本件以外に、同種の紛争がある場合は、同様な解決を図ることを確認した。

契約の問題点
雑誌・ホームページの表示に問題
「無痛」「無傷」を強調した表示は虚偽・誇大広告の疑い。
包茎手術 ¥157,500〜」と表示し、実際は2,472,750円を請求(申立人D)。⇒表示から認識可能な料金とはいえず、料金表示に問題あり。


不安をあおって勧誘・契約
15万円の手術では「傷が目立つ」「痛みが残る」と、写真を見せるなどして不安をあおり、高額な手術を勧誘した。
痛みに対して不安のある申立人らに対し、コラーゲンの注入には、「痛み緩和に効果がある」と誤認させる説明で、高額(72万円〜132万円)なコラーゲンの注入を承諾させた。
※別紙 報告書の概要
※別紙 東京都消費者被害救済委員会委員名簿
※参考 手術料金等一覧(PDF形式:119KB)
※高額な包茎手術の契約に係る紛争案件 報告書(PDF形式:501KB)

問い合わせ先
東京都消費生活総合センター活動推進課
 電話 03−3235−4155
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2008/07/40i7o700.htm

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