食中毒について

夏場は食中毒の多い季節です。平成18年に国内で発生した食中毒事件数は、1,491件、患者数39,026名、死者数6名となりました。
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html#6P

(参照)平成18年の食中毒発生数
(参照)病因物質別食中毒発生推移(平成8年〜平成18年)[PDF]

食品安全委員会は、国民の皆様にぜひ知っておいていただきたい食中毒の予防に役立つ情報をお知らせいたします。

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
食中毒を予防するためには、6つのポイントを確実に実行することが大切です。

ポイント1 食品の購入 新鮮な物、消費期限を確認して購入する等
ポイント2 家庭での保存 持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保存する等
ポイント3 下準備 手を洗う、きれいな調理器具を使う等
ポイント4 調理 手を洗う、十分に加熱する※等
ポイント5 食事 手を洗う、室温に長く放置しない等
ポイント6 残った食品 きれいな器具容器で保存する、再加熱する等

  ※腸管出血性大腸菌サルモネラ腸炎ビブリオなどによる細菌性食中毒の予防には、75℃、1分以上、
 ノロウイルスによる食中毒の予防には、85℃、1分以上の加熱をしましょう。

   また、家庭における食中毒の予防のポイントとしては、「6つのポイント」のほか、WHO(世界保健機関)が発表し25カ国以上に紹介されている「食品をより安全にするための5つの鍵」もありますので、以下にご紹介します。

  食品を安全にする5つの鍵−食品をより安全にするための5つの鍵マニュアル−

  WHOが発表した「食品をより安全にするための5つの鍵」をご存じですか?私たち一人一人が食品を安全に取扱うための意識を向上させることが大切です。
 ※ここでは、簡単に概要を紹介します。

  1.「清潔に保つ」
正しい手洗い、まな板・包丁など調理器具の洗浄・消毒、防虫・防ソ(ネズミ駆除)で、細菌やウイルスなど微生物を食品に「つけない」

  2.「生の食品と加熱済み食品とを分ける」
異なる食材を分けて取り扱う
まな板・包丁は加熱済み食品用など用途別の区別を!

  3.「よく加熱する」
加熱が必要な食品はよく加熱しましょう
調理済み食品もよく再加熱を!!

  4.「安全な温度に保つ」
調理済み食品を室温に二時間以上放置しない
温かいものはあたたかい状態で。冷たいものは冷たい状態(冷却)で。

  5.「安全な水と原材料を使用する」
野菜や果物など生で食べる食材をよく洗いましょう。
消費期限をすぎたものは食べないようにしましょう。

  食品をより安全にするための5つのKEY(鍵)のポスターとマニュアル(日本語版)は、下記(国立医薬品食品衛生研究所)より入手できます。
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/microbial/5keys/who5key.html

  ((社)日本食品衛生協会ホームページより抜粋)

詳しくは
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html#6P

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