冷凍インゲンから検出されたジクロルボス Ｑ＆Ａ
冷凍インゲンから検出されたジクロルボス Ｑ＆Ａ
http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/health/webversion/web09.html
Q1. 日本ではどのように使われているのですか？
A1. ジクロルボスは、野菜、果実などの農作物に付く害虫を防除するための農薬として使われます。また、家庭ではハエや蚊、ゴキブリなどの衛生害虫を駆除する殺虫剤としても使用されます。
Q2. ジクロルボスとはどんな物質ですか？
A2. 有機リン系の殺虫剤で、気体になりやすい性質を持っています。
Q3. 残留基準はありますか？
A3. 日本では、ジクロルボス及びナレドをジクロルボス含量に換算したものの和としての基準が、米（玄米）に対しては0.2ppm、未成熟いんげんに対しては0.2ppmなど多くの食品に対して設定されています。
（ppmとは、100万分の１のこと。１ppmは１kgに１mgの物質が含まれる濃度です。）
※ ナレド：ジクロルボスとは別の農薬で、分解してジクロルボスになる、有機リン系の殺虫剤です。
Q4. ジクロルボスが残留した食品を喫食した場合、健康影響はありますか？
A4. 平成8 年に厚生労働省の食品衛生調査会で評価され、毎日一生涯食べ続けても健康に悪影響が生じないと推定される量である一日摂取許容量（ADI）は、0.0033mg/kg体重/日とされています。
また、24時間又はそれより短時間の経口摂取により健康に悪影響を示さないと推定される量である急性参照量（ARfD）は、
米国環境保護庁（EPA）において0.008mg/kg体重/日、
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)において0.005mg/kg体重/日、
オーストラリア連邦農漁林業省農薬・獣医薬局（APVMA）において0.1 mg/kg体重/日
とされています。
＜参考リンク先＞
当センターで過去にジクロルボスを検査して、検出された事例
http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/kurashi/d2002/db2002.pdf
詳しくは
http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/health/webversion/web09.html
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