食中毒の発生について〜小学校におけるアレルギー様食中毒の発生〜
食中毒の発生について〜小学校におけるアレルギー様食中毒の発生〜
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/pressshokuhin081128/index.html
平成20年11月28日
福祉保健局
江戸川区の小学校で食中毒が発生しましたので、お知らせします。
探知
平成20年11月26日（水）午前9時40分、江戸川区教育委員会から江戸川区江戸川保健所に「11月22日(土)に南葛西第三小学校で給食を喫食した教員及び児童計5名が同日午後1時頃から発赤等の症状を呈した。症状からヒスタミンによる食中毒が疑われる。」旨の連絡が入った。
調査結果
江戸川区江戸川保健所は、探知後ただちに調査を開始した。
22日は音楽会が行われており、給食689食の提供があった。
患者は29名で、いずれも「マグロのケチャップ和え」を喫食し、22日午後1時頃から発赤、発熱、頭痛の症状を呈していた。
「マグロのケチャップ和え」からアレルギー様症状を引き起こすヒスタミンを検出した。
決定
江戸川区江戸川保健所では、下記の理由により、本件を小学校の給食で提供した「マグロのケチャップ和え」を原因とする食中毒と断定した。
患者の共通食は、小学校の給食の他にない。
「マグロのケチャップ和え」からヒスタミンが検出され、患者の症状もこれによるものと一致した。
参考
ヒスタミン（アレルギー様）食中毒
ヒスタミンは、毛細血管拡張、胃酸分泌等の薬理作用を有し、アレルギー反応を引き起こす物質です。食品中では、アミノ酸の一種であるヒスチジンが微生物により分解されて、ヒスタミンが生成されます。ヒスタミン食中毒は、温度管理不良などで食品中に多量のヒスタミンが生成・蓄積することにより起こります。
【症状】
摂取後、数十分から2、3時間で、吐き気、おう吐、腹痛、顔面紅潮、発疹等のアレルギー様症状を呈しますが、一般的に軽症で、速やかに回復します。
【予防方法】
(1)食品を低温で管理する
(2)解凍・再凍結を繰り返し行わない
詳しくは
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