福島の農産物が暫定基準を満たせない
福島の農産物から連日放射性物質が検出されています。
今日も福島の方に話を伺いました。
福島の農産物は風評のため他県では売れなくなっており、
地元の小中学校の給食に利用されているようです。
食品による内部被ばくについて聞いてみましたが
「放射能に汚染された牛乳やホウレン草を食べても
次の日には排泄されるので被ばくは問題にならない」
などと言われました。
体内に吸収されることを全然理解してないし、
継続して食べた場合の影響は考えていないようです。
そこで、次は簡単な質問をしてみました。
「福島県では広範囲の農地が数十万ベクレル/㎡規模の
放射性物質に汚染されているが、このような土地で
暫定基準の200ベクレル/kgを満たす
牛乳やホウレン草などの農産物を生産できるか?」
という質問です。
ちなみに乳児用の食品は100ベクレル/kgの
基準を満たす必要があります。
「暫定基準を盾に安全宣言をする前に、
暫定基準を満たす農作物を作れますか?」
この質問には言葉を失っておられました。
そして最後に
「福島の農産物が売れないのは本当に風評ですか?」
と質問しましたが答えがありません。
もちろんこれは福島県の責任ではありませんが
風評被害としての対応しかなされないのであれば
暫定基準すら満たせない福島の農業は死んでしまいます。
詳しくは
原子力緊急事態宣言
http://phnetwork.blogspot.com/
切明義孝