手足口病が流行、都内で警報基準を超える

手足口病が流行、都内で警報基準を超える
夏季の小児の感染症にご注意ください
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/07/20n7b400.htm

平成25年7月11日
福祉保健局

 毎年夏に流行する子供の感染症である手足口病ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱(プール熱)の患者報告数が増加しています。特に手足口病については、都内の小児科定点医療機関からの第27週(7月1日〜7日)における患者報告数が、都の警報基準を超え、大きな流行となっています。
 手足口病の患者の約9割は、6歳以下の小児となっています(うち約半数が2歳以下)。
 家庭での手洗いの習慣づけや保育所、幼稚園、学校などでの感染予防の指導にご協力をお願いします。

手足口病の発生状況
•平成25年第27週(7月1日〜7日)の都内262か所の小児科定点医療機関から報告された定点あたり患者報告数(都内全体)は6.01人(/週)で、過去5シーズンでは、平成23年の流行時に次いで高い値となっています。
•保健所別の患者報告数が警報基準値を超えたのは、31保健所中19保健所で、管内人口の合計は、東京都全体の62.3%になります。
※都の警報基準(手足口病):定点あたり患者報告数が基準値である5.0人(/週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都全体の人口の30%を超えた場合(都内の広い地域で流行状況となっている)

(参考)ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱(プール熱)の発生状況(第27週分)

 ヘルパンギーナの定点あたり患者報告数は2.09人(警報基準値は6.0人)、咽頭結膜熱の定点あたり患者数は0.90人(基準値は3.0人)です。
 今後の流行に注意が必要です。

感染経路と感染予防のポイント
手足口病、へルパンギーナ及び咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることでうつります。
•こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどを心がけましょう。
•症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2〜4週間)、トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

※別紙 夏に流行する小児の感染症手足口病ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱)について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/07/20n7b401.htm

問い合わせ先
感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4482
感染症患者の報告数(感染症発生動向に関すること))
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/07/20n7b400.htm